「話を聞いてもらうだけで本当に意味があるの?」そう思っている人は少なくありません。
でも実は、カウンセリングはただ話すだけではなく、心の整理や問題解決をサポートする科学的に証明された方法なんです。
カウンセリングがどんな風に役に立つのか、簡単にお話しします。
①「話すだけで楽になる」
人は悩みを抱えると、頭の中でぐるぐると考え続けてしまいます。考えれば考えるほど、出口が見えなくなることもありますよね。
でも、誰かに話すだけで不思議と心が軽くなること、ありませんか?
これは脳科学的にも証明されていて、「言葉にすること」で感情が整理され、ストレスが和らぐことが分かっています。(「カタルシス効果」と言います)
②心の「クセ」に気づいて、生きやすくなる
人にはそれぞれ、考え方や感じ方のクセがあります。
例えば、
・すぐに「自分が悪い」と思ってしまう
・失敗すると「もうダメだ」と落ち込みやすい
・他人の期待を優先して、自分の気持ちを後回しにしがち
こんな「クセ」があると、知らないうちに自分を苦しめてしまうことも。
カウンセリングでは、こうした思考のパターンに気づき、もっと楽に生きるための考え方を身につけることをお手伝いします。
③「カウンセリングの効果」研究
カウンセリングの有用性は研究でも証明されています。
例えば
・心理療法の研究(Smith&Glass,1977)
→375件の研究を統合し、心理療法は約80%のケースでプラスの効果があると結論づけた。
・カウンセリングの長期的な効果(Lambert&Bergin,1994)
→研究対象の70%以上の人が、カウンセリングを受けた後に精神的健康が向上したと報告。さらに、長期間(半年〜1年以上)のフォローアップでも、改善が持続しているケースが多かった。
・学校カウンセリングの効果(Whiston et al.,2011)
→学校でのカウンセリングを受けた生徒は、学業成績の向上やストレスの軽減が見られた。
④悩みが深刻じゃないと受けちゃダメ?
カウンセリングはどんな人でも受けていいものです。
例えば
「仕事のストレスを軽くしたい」
「人間関係がうまくいかなくてモヤモヤする」
「漠然とした不安があるけど、どうしたらいいかわからない」
ちょっとした悩みでも大丈夫です。むしろ大きな悩みになる前に相談することが大切です。
⑤「心のメンテナンス」として利用する
体調が悪くなれば病院に行き、髪が伸びたら美容院に行く
それと同じように心も定期メンテナンスが大切です。
少しでも気持ちが楽になり、前に進めるできればと願っています。
「ちょっと話してみようかな」と思ったら、ぜひ利用してみてください。